153号：毛が増える為の絶対条件その2：低体温が問題

低体温では毛の育ちが悪くなる

毛が増える為の絶対条件として、「心・体・頭皮の●●」が必要だと言うことがお分かりですよね。

前号で触れたとおりです。簡単に言ってしまうと、「毛は●の●●●」だから。
その中で一番駄目な●●のない状態とは↓

低体温です。

実は、この低体温の人が結構多いのです。1957年くらいの時は、田坂定考先生らの研究論文によると日本人の平均的な平熱は36.89度だったらしいです。ほぼ37度くらいですよね。

一度、体温を測ってみて下さい。朝起床後に1回測ってみましょう（食前）。

平熱が高いと病気になりにくい

体温は、体表面の温度ですから、体内との温度には差があります。概ね1度くらい体内の温度の方が高いと言われています。体内の温度が、37.5度～38.5度くらいの時が、一番免疫力が高いらしいのです。

普段から平熱が高めの人は、白血球の数が多くなっているというですね。

だから、平熱の高い人は病気になりづらいです。病気になっても、治りやすいのが平熱の高い人です。

体温が高い方が毛が育ちやすい

実は、毛の育ちが良い悪いにも、体温の高い低いの影響があるのです。

人間は、生きて行くのにある程度の体温が必要です。（恒温動物ですからね）

体温が低いのは、病気にかかりやすい上に、命の危険が付きまとうので摂った栄養は体温保持の為に使われるようになります。毛は生きる為には無くても良いものなので、栄養の配分は一番後回しになるのです。

無理なダイエットは毛が細る

●●と言われる所以は、ここにあります。無理なダイエットは心身もダメにするが、毛も細るのもこの為です。

薄毛になるパターン

女性のご相談によくあるのが、10代の頃は毛が多かったのに、25～30歳くらいに薄くなり始めるパターンです。

10代の頃は、体が成長するので毛も成長しやすいですから、結構無茶なことをしても何とか毛の成長も付いてきます。

低体温だと成長期が終わると・・・

ところが、22歳とか23歳を超えると、体が成長しなくなってくるので次に生え変わってくる毛から順番に成長しない毛が増えるようになります。

こうして、成長の悪い毛の割合が2割3割・・5割を超え始めると、「あれ？」と今まで透けてみえていなかったところが見えるようになってきて、薄毛が表面化するのです。

こうして、今25歳～40歳前後くらいで薄毛になる女性が増えています。

女性を例に挙げましたが男性でも一緒です。

低体温は病気を呼び込む

年齢を重ねていて体温が低いと、ガンにかかる可能性が高くなるので本当に体温には注意が必要です。

女性に乳がんが多くなっているのも、乳房自体が冷えやすい上に体温の低い女性が多くなっているからでは？と個人的には思っています。

それだけ体温が低いのは、命と言う観点からでも、毛の生育と言う観点からでも
大事な問題になるのです。

平熱は36度5分以上を目標に

体温を測ると、36度はあるけど36度5分を超えない人もいらっしゃるでしょう。が、やはり●●があるか？と問われると弱いです。

また、ここで言う平熱が37度が微熱に感じられるようなら、低体温に近いかも？と思った方が良いです。

低体温の人は苦労する

私が、相談室でご相談を承っていても、メールや電話でのご相談であっても、●に●●がないと思われる場合は非常に苦労します。

理由は簡単です。ご本人に「危ない！」と言う危機意識がないからです。

体温が低くても、疲れやすいとか、風邪を引きやすいとかあっても、危機的な状態に体がすぐになるわけではないので、ご本人は深く考えていないです。