168号：絶対大丈夫、100％回復する育毛法はないのだから

常に良い頭皮を維持。いろんなケアに取り組める

今号のテーマは、過去にも何回か取り上げたことがありますが、前回までのことを踏まえて取り上げたいと思います。

ここ1年2年でしょうか？TVでヘッドスパのCMをよく見るようになりました。長谷川理恵さんが出てきて、頭皮を綺麗にすれば髪も綺麗になると思わせるようなCMです。

頭皮を綺麗にすれば髪が綺麗になるは嘘

はっきり言って、こんなことはあり得ません。頭皮を綺麗にして、今生えている毛が綺麗に変身！なんてことがあったら怖いです。ヘッドスパをして、今生えている毛が綺麗になるなら、綺麗に魅せる為の成分が残留していると言うこと。

だからこそ使用前が使用後のように変化するのです。毛は死んだ組織の集まりです（これもずっと書いてきたなぁ）。死んだ組織は、生まれ変わらないと変わりません（これもずっと書いてきたなぁ）。

生まれ変わるとは、毛が抜けて生え替わると言うこと。

本来のヘッドスパの目的は何

だから本来のヘッドスパとは、古い角質や余分な皮脂・ヘアケア製品の残留物を流してしまい、結果本来の血流が戻るから気持ちが良くなり、毛も正常に抜けて、生え替わるようになるのです。

毛穴掃除をすると抜け毛は減る

それを、毛穴の詰まりを取ると称して皮脂を取り過ぎたりしていると、角質層まで削ってしまうことになるので、赤み？を帯びたり目に見えない無数の傷が出来てしまったり、シャンプーしないと痒みが出たりします。

こんな場合は、血流が滞っていくので、抜け毛は減っていきます。

髪質の悪い人はパサパサになる

そして、本来のヘッドスパなら、頭皮や毛穴に残留しているヘアケア製品やカラー剤も流すけど、毛に残留して綺麗になったように魅せているヘアケア製品も流してしまうので、髪質の悪い人の場合バサバサになってしまうものなのです。

現代の女性の毛質は、定期的なカラーやパーマ・縮毛矯正でとても悪く、毛のタンパク質が変性してしまっているので、本来のヘッドスパを行うと見るに耐えられない毛になってしうまう人が多いです。

毛を綺麗に魅せながらは頭皮をダメにしてしまう

だからと言って、毛を綺麗に魅せることを優先しながらのケアでは、育毛の効果はほぼ100％出てきません。

頭皮の良い状態を維持できないからです。

効果を求めれば求めるほど頭皮に負担をかける

また、巷には育毛製品や育毛方法もたくさんありますが、選ぶ側が効果を求めれば求めるほど、頭皮や体には負担を強いる結果になるので、後のケアで苦労することになります。

リアップやプロペシアは効果は高いけど・・

例えば、みなさん良くご存じのリアップ等のミノキシジル製剤やプロペシア等のフィナステリドです。

確かに効果は高いです。高いだけに頭皮や心身に与える負担も高くなり、結果に繋がらくなってくると、どうにもできなくなることが往々にしてあるのです。

育毛製品・育毛方法は、色々あるのが現状です。

どの製品・方法が良いかはナンセンス

その中で、どの製品・方法が一番改善率が高いかなんて言うのは、調べること自体がナンセンスです。

改善に関するデーターのほとんどが1年2年くらいの短期間で、その後の3年～5年・10年後の経過が不明だからナンセンスなんです。

効果や結果は続くことで毛が増える

効果は、1年2年だけで出てもまったく意味をなしません。出てきた結果が続かないと意味がありません。

人によって効果の出方も違う

また、この人には効果があるけど、あの人には効果がない、なんてものも無数にあるのですから、基本的には、色々な製品・方法にチャレンジできなければ毛を無くしてしまう可能性が高まります。

例えば、リアップとプロペシアで毛が増えたけど、1年経過して2年目くらいを堺に効果が出なくなってきて毛が無くなっていくばかりになった時に、すぐに他の製品・方法に素直に移れるかどうかです。

リアップとプロペシアを例に上げていますが、巷に氾濫する育毛剤やシャンプー・サプリ等に置き換えても構いません。

素直に他の製品・方法に移れるか？

この時、素直に移れるかどうかに関わってくるのが、頭皮・心・体が健康かどうかなんですね。

リアップ・プロペシアが、頭皮・体・心の健康を維持できているか？その育毛剤やシャンプー・サプリが、頭皮・体・心の健康を維持できてるか？あなたが受けているヘッドスパは、頭皮の健康を維持向上できているか？

これらがとても大事なんですね。

今取り組んでいるものがあるようでしたら、ご自身の頭皮や心・体が健康を維持できているかどうか？を振り返ってみて下さいね。

168号は平成23年（2011年）8月6日に配信したメールマガジンです。