ヘアケア製品とファーストフード・コンビニ食が問題
育毛の現場にたって、今年で12年~15年くらいの年月が経ちました。3年ほど幅があるのは、他の仕事がメインになっていた時期があるからです。
この期間を振り返ってみて感じることがあります。私が学生の頃と比べると大きく違うことがあり、それが薄毛の大きな原因の1つじゃないのか?と感じるのです。
1960年代と大きく変わったもの
それは何なのか?を振り返ってみるのが今号のテーマです。
結論から言うと2つあります。
- ヘアケア製品の数と使用頻度
- 食生活(食べる物)
この2つが、この30年の間に大きく変わってきているのです。
今から30年くらい前は、私は京都の大学に通っていました。実家は、和歌山の山の中なので当然下宿です。
1960年代は貧しい学生生活
現代の若い世代のように、ワンルームのフローリングでユニットバス・キッチン付ではなく、4畳半ひと間の和室で、ガスコンロと狭い流しが付いていて、トイレは共同でお風呂は銭湯でした。
貧乏学生だったので、銭湯には週に1回行けば良い方で、銭湯に行った時だけ洗髪して、へアトニックくらいを使っていたと思います。
その頃の私の友人で、下宿している連中は似たり寄ったりでした。中にはキレイ好きで毎日銭湯にいき、毎日洗髪している友人もいました。
食事は、昼間は学食で定食、夜は近所の定食屋で摂るか、お金のある時に近くのスーパーで野菜と卵を買いだめしていました。米だけは実家から送ってもらっていたのを覚えています。
大学時代の同窓会
ちょうど40歳頃だったと思いますが、大学の頃のサークル仲間と同窓会のように会う機会があったのです。
驚くことに、学生の頃にヘアケア製品をたくさん使い恰好を付けて、清潔にしていた連中がハゲていたのですね(キレイ好きで毎日銭湯にいき、毎日洗髪している友人もハゲていました)。
これだけなら、たまたまなのかな?と思います。
高校時代の同窓会
その5年後くらいに、高校時代の同窓会がありました。大学時代と同じく、ヘアケア製品をたっぷり使って恰好を付けていた連中がハゲていたのですね。
お風呂には週に1回で、ヘアケア製品の数も使用頻度が少ない人はハゲずに、使用する数が少なくても頻度の多かった人はハゲていたのです。
現代と30年前とを比べてみると、市販されているヘアケア製品の数はとても多いです。その上、美容院にいきカラーやパーマをしたり、トリートメントしたり、中には脱色する人までいて使う数と頻度はくらべものにならないくらいです。
次に、食べるものです。
30年くらい前は、コンビニは少しずつ増えている頃で、ファーストフード店なんかも、現代のようにいたるところにあったわけではありません。
ですから、食事は学食の定食か学生相手の定食屋で摂るか、お金のある時にスーパーで買いだめするくらいしかなかったのです。
私は、お金のある時に野菜と卵を買いだめしていました。
また、よく利用させてもらったのは「餃子の王将」でしたね。たぶん、今も京都の学生さんはお世話になっていることでしょう。
ファーストフードとコンビニ食のマイナス
一見、コンビニ弁当やおにぎりは便利なように見えますし、ファーストフード店のハンバーグ等は早くて安くて便利です。
でも、マイナス面が大きいのを理解する必要はあります。
コンビニ弁当やおにぎりに何が使われているか?ファーストフード店の油は、どうなっているのか?
この2つを考えるだけでも、宜しくないのが分かります。
保存料・殺菌剤・トランス脂肪酸・飽和脂肪酸・大量の砂糖・腐らないポテト?「マクドナルドのハンバーガーで1ヶ月生活したらどうなる?」と言うDVDがあるので、一度見てみれば分かると思います。
「スーパーサイズミー」
私は、怖くて1ヶ月間毎日食べるなんてできませんが、読者のみなさんはいかがでしょうか?
成長期を過ぎて5年10年すると・・
これらに近い食生活をしていて、健康になれるとは思いませんね。ファーストフードや吉野家等での食事が中心の場合、今は良くても成長期が過ぎて5年10年すると、毛が育たなくなっていくでしょう。
栄養の偏り・過酸化脂質化しやすい皮脂・ドロドロ血・ビタミン不足・ミネラル不足・酵素不足
結果毛の生育が悪くなる成る前に、体の調子が悪くなっていくか、体臭が臭いとか、疲れやすい、夏バテしやすい、風邪を引きやすい、風邪をひくと中々治らない、キレやすいとか、落ち着きがないとか、イライラするとか、体だけでなく心もおかしくなっていくと思います。
あくまでも私が振り返ってみる30年前と現代と大きく違うところを上げてみました。
どう考えてもヘアケア製品の数と使用頻度・食習慣の大きな変化。これらが、薄毛の大きな原因の1つと思えて仕方がないのです。
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