育毛剤の効果には、育毛剤としての役割がある
入れ替わり立ち代わりいろんな育毛剤が発売され、その都度評判になっています。
ただ、気を付けないといけないのは、効果があるから評判になっているのではなく、<効果があるように見えるから評判になっていると考えた方が良いです。
効果があるように見せる広告力が良いのです。
例えば、ミノキシジル製剤の発毛効果は、「80%以上」と言われるので、発毛すれば毛が増える効果につながると考えている人にとっては非常に効果面を訴えやすいのです。
そしてそして、時折発毛効果の高い育毛剤で治る人が出てくるので、効果があるという評判が出てきてしまいます。それが10人のうちたった1人に効果が出ただけであっても評判になるのです。
それも、アフェリエイトサイトとそのような情報が結びつきやすいので、一見評判になっているように思ってしまいます。
発毛率と薄毛が治る確率は大きく違う
この発毛効果の高いミノキシジル製剤に、本当に80%の薄毛を治す効果があるなら、今時、私の仕事なんて成り立っていないです。
実際上は、発毛する効果が80%でも、8割の人の薄毛が治るのではないのですね。
何をもって80%の発毛率としているのか定かではありませんが、発毛した毛が硬毛に育つのは5%程度らしいですから、ほとんど効果の出る人はいないと言えます。
製品にはそれぞれ役割がある
何故、発毛率が80%もあるのに、毛が増える効果が8割にならないのでしょうか?
理由は、育毛剤の役割と発毛することが毛が増える効果ではないことにあります。
育毛を考える時、何がどんな役割になるなのか?を考えれば、うまく行かない理由が分かります。
育毛剤の役割は?
では、育毛剤の役割とは?何でしょう。
健康食品に言い換えれば、カフェイン入りの栄養剤のような役割です。疲れているけど、ここ一発で●●を出さないとダメな時があります。そんな時に飲む栄養剤のような役割と言えば分りやすいでしょうか?
疲れていても、体自体●●そのものだったら栄養剤がここ一発で効くのですね。
育毛剤も頭皮が●●だったら効くと言えますね。
毎日栄養剤を飲むと効かなくなる
じゃ、体の●●を無視して、栄養剤を日々飲み続けたらどうでしょう?たぶん、段々栄養剤の効果は無くなっていくはずです。
●●でないと栄養剤は効かない
そして、体が●●でなく、寝込んでいたらどうでしょう?たぶん、栄養剤なんて飲んでも効かないし寝込んでいる状態も変わらないでしょう。
何が必要なのか?と言うと、体の●●を取り戻す習慣が必要なのです。
段階的に改善する
通常寝込んでいる人の場合は、食べるものはお粥等の軽いものから始めて、野菜や卵を少しずつ増やしていきます。
そして、ゆっくりと歩くことから始めてリハビリをして、段々と外に出るようにして、●●を取り戻していきます。
そのあとに栄養剤を飲めば、ここ一発の時に効くのですね。
育毛剤で治る人は頭皮の●●が残っている
じゃ、育毛剤で治った人はどうなのか?と言うと寝込むほど弱っていなくて、まだそこそこ●●な頭皮だったのです。
だから、ここ一発の栄養剤がよく効いて、効果につながったと言えるのです。
毛を育てる力が強い人
ただし、そんな人は元来毛を育てる力も強く、頭皮も弱りにくい人たちなので、育毛剤が効きやすかったと言えますね。
普通の薄毛の人は毛を育てる力が弱い
だから、普通の薄毛の人が育毛剤で治った人の真似をすると、薄毛を治せないだけでなく、こじらせてしまうのです。
効果の高い育毛剤が出ればでるほど、私のところへはこじらせているご相談が増えるのですね。
育毛剤の役割の次に、もっと大事なことがあります。それは、「発毛することが毛が増える効果ではない」ことです。
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