132号：育毛の効果は「あなた」の素質に左右される

あなたの素質に応じて育毛の効果がでる

今号で言う「育毛の効果」とは、出るとか出ないとかの話ではありません。

「育毛の効果」は出るが、あなたが持っている素質により「育毛の効果の出方」が変わると言う意味です。

例えば、50メートル走なら、足や体がふじゅうでない限りほとんどの人は走れます。
育毛に言い換えれば、頭皮に火傷とかしていない限り、抗がん剤等の薬を飲んでいない限り、育毛の効果は出るのです。

その「育毛の効果の出方」は、あなたが持っている素質により左右される、と言うのが今号のテーマです。

個性と特徴・素質は人様々

育毛に限らず人それぞれ特徴があり、何に向いているか何が得意か等の素質があります。得意なことや素質のあることなら、普通の人が努力と根性でマスターするところを簡単にマスターしてしてしまうことだってあります。

実は、育毛の効果の出方も、あなたの素質に沿って出てくることがほとんどなのです。素質のある人とない人では、回復スピードに3倍4倍くらいの差は簡単に付きますし、ある人には可能なことでも無い人には難しいこともあります。

素質を無視して効果を求めて失敗する

ところが、ご自身の素質を無視して効果ばかりを求めて失敗している人が多いのです。例えば、私のところのケアのやり方は、ある程度その人の症状や過去の経過・●●を考慮してケアを組み立てます。
ところが、

• 同じような症状
• 同じような過去の経過
• 同じような●●

なのに、育毛の効果の出方に差が出ることがほとんどなのですね。

どんな症状・経過・●●か？

• 同じような症状

  頭皮が赤い、もしくは反対に、白い

• 同じような過去の経過

  ミノキシジル製剤やプロペシア等の薬を飲んでいた
  育毛サロンに通っていた
  育毛剤の効果に頼る方法を続けてきた

• 同じような●●

  ●●●●●●、●●、●●症

3つ揃うとヤバい状態になる

上記の中でも一番多いのが、以下の３つが揃っている人です。

1. 頭皮が赤くて
2. ミノキシジル製剤を使っていて、飲んでいて
3. 小さい頃●●●●だった

使っていた期間とか進行度等の個別の影響もあるので、画一的に判断することが出来ませんが、分かりやすくする為に同条件にしています。

ヤバい状態なのに簡単に回復？

この3つが揃っているだけでも相当条件が悪くて、中々上手くいかない人がほとんどなのですが、中には他の人が苦労しているのを尻目に、あっけなく上手くいく人もいらっしゃるのですね。

本当に不思議としか言いようがありません。

何故、こんなことが起こるのか調べる為に、ご相談者にお聞きしたところ共通点が見つかりました。

元来毛が多くて困っていた人は簡単

あっけなく上手くいく人は、元来毛が多くて困っていた人たちだったのです。（髪を空かないとセットできない）

その方々の特徴は、
“元来”皮脂の分泌が多く、
“元来”抜け毛も多めなのですね。

生まれながらに素質のある人

そうなんですね。生まれながらにして毛を育てる力の素質のある人たちが、あっけなく戻るのです。生命力や回復力があると言えば良いのかもしれません。

上記のような条件の悪い人たちだけではなく、過去に育毛のケアをしたことがなく、初めての育毛のケアが「私のところだ」という人にも同様の傾向が見えます。

生命力や回復力がある人は少数派

生命力や回復力・素質のある人は、ない人に比べると3倍や4倍くらいのスピードで回復してきますし、「生え際のように、こんなところにも回復するの！」って思うような回復を見せることもあります。

ところが、こう言った人たちは薄毛の人の中では本当に少数派の人たちで、大多数の薄毛になっている人やその予備軍は素質のない人たちなのですね。

よく回復事例写真で、使用前後を比べたものが出てきますね。予測の域をでませんが、これらの人たちは、たぶん素質のある人たちではないか？と思うのです。

素質の無い人が素質のある人を真似て失敗

ご相談を受けていますと、素質のない人が素質のある人向けの情報を信じて、失敗してからご相談にいらっしゃることが多いからそう思うのです。

あなたに毛を育てる素質がありますか？

また、育毛が上手くいかない時や失敗している人の中には、製品や方法に原因を求める人が多いのです。が、ご自身の素質を理解していないことも多いのですね。

素質が無ければ方法や製品に効果があっても、その効果は負担になってしまい、上手くいかないのです。

育毛を考える時、ご自身の素質が分かっていれば素質に合った効果の出方が分かるの良いのですが、たいていの人はご自分のことを考えずに効果優先で方法や製品を選びます。

広告を出す側・広告代理店からすれば（メーカー・アフィリエイトサイト運営者・情報商材提供者）、このことが分かっているので、方法や製品の効果優先で記事を書きホームページを作ります。

なんか、堂々巡りの中にいて、解決策がないように感じてしまいます。が、そこから出るにはご自身のことを知ることが先決ですね。

そうすれば、効果情報や隣の芝生は青く見える情報に煽られることもなく、ご自身に必要な方法に辿り付けると思います。
ご自身のことが分かれば良いのですが・・・

132号は平成21年（2009年）11月21日に配信したメールマガジンです。