148号：発毛することが毛が増える効果ではない

毛が増えるにはちゃんと●●するようになること

前回のマガジンで育毛剤の役割とは？

• 育毛剤の役割とは、
• カフェイン入りの栄養剤のような役割で、
• 頭皮が健康だったら効くと言えますね。

と書きましたよね。

これって、育毛の結果に当てはめると、毛が●●するようになるってことなんです。決して発毛することではありません。

毛は異物ではありません。あなたそのものです。

一見、頭皮に栄養剤を与えれば植物のように「生えてくる」なんて感じますが、ここに落とし穴があります。

それは、毛は異物ではないという落とし穴です。

「毛と頭皮」が「植物と土」のように異物どうしの関係なら、栄養剤を与えれば芽が出て生えてくると考えるのは間違いではありません。

毛はあなた自身

毛は頭皮と同じように「あなた」自身なんですから、生えている毛が●●し始めると見る方が当たっています。

事実、毛のない部位＝毛穴は存在しているだけの部位からは、ほぼ発毛してくることはありません。いくら栄養を与えても発毛しません。

毛の生えていない毛穴からは発毛しない

芸能人で言えば、片岡鶴太郎さんや所ジョージさんのおでこに発毛すると思いますか？誰もそんなこと思わないでしょう。

やっぱり生えていない部位は無理

例えば、プロペシアを処方する医師だって、「ここまでは可能だけど、ここは無理」と言って、毛の生えていないところには無理だと指摘します。（これは、TVで放送されていました）

こんな指摘をする医師でさえ、「抜け毛がなくなって、発毛するのです」なんて言っているのですから、どうもおかしいです。

例えば、私が相談室で見る改善でも、全く毛のないところに毛が生えてきて戻ったのを見たことがありません。

ただし、何故か生え際から2センチ3センチくらい離れたところに、1本とか2本程度なら生えてくるのを見ることがありますが、こんなレベルでは発毛したなんて言いません。

健康的な頭皮なら毛の生えている部位に発毛する

例えば、リアップのCMなんかでも、根を深く・太く発毛するなんて言っていますが、あくまでも健康な頭皮あってのことです。

それも、全く毛のないところにではなく、あくまでも生えている毛に対しての効果だと思った方が良いです。

薄毛の頭皮では太く・深く根を張ることはない

時折、バーっと濃くなるとおっしゃる方がいます。
私の相談室にも、そんな効果が出たと訴える人がいますが、太く・深く根を張ることはなく、頭皮に異常が出てしまい全部抜けてしまったとおっしゃいます。

太くなるので透け具合が改善する

薄毛の人の全体のイメージを見てください。たいてい、薄い部位の毛の●●が遅くなるか止まっていて、その部分だけ落ち込んでいて透けて見えます。

毛が増える人の場合、●●するようになり太くなってくるので、透けている部位の落ち込みや、透け具合が改善していきます。

発毛して増えるのではなく、●●して増えるのです。

これらがゆっくりと改善していくことで、反作用や副作用もなく改善できるのです。

急激で高い効果には反作用と副作用が付き物

忘れてはいけないのは、急激で高い効果には100％の確率で反作用・副作用があるということ。

高い効果だけということはありません。もし高い効果で毛が戻った場合があったとすれば、以下の4つのうちの一つです。

1. 訴えている人が嘘を言っているか、
2. 訴えている人が知らないか、
3. 後々で時間差で表面化するか
4. 円形脱毛症かびまん性脱毛症だった場合（結構、この脱毛症と普通の薄毛を一緒くたにしている情報が多いです。）

医師が言うこと＝製薬会社の言うこと

医師が言っているから大丈夫、なんて思わないで下さい。薬のことは、医師は製薬会社からの情報を元に判断しています。医師が言っていることは、製薬会社が言っていることなんです。

発毛は一時的な効果

発毛させようと思っている限り、毛は増えないだろうし、増えても一時的で続かないだろうと思いますね。

それよりも、毛が●●しやすい環境作りから始めてください。それを遮っている原因と問題点を把握することが最初ですね。

148号は平成22年（2010年）9月11日に配信したメールマガジンです。